いよりんの独り言

日々の想いを綴っています

いつか辿り着ける陽のあたる場所ー閉ざされた心①ー

どんな物語にも始まりがあるように

どんな病にも原因となる始まりがある

 

彼の場合は子ども時分の親の関わり方だと思う

 

育児放棄で衰弱死する子どもの痛ましいニュースがある度、なぜ?って思う

自分の子どもがかわいくないのか

それほどまでに自分が大事なのか

 

彼は三人兄弟の末っ子

本来なら末っ子は甘やかされがち、いちばん可愛がられそうなものだが、

彼の親は違った

運動会や授業参観、コンクールといった学校行事に興味はなく

彼がどんなに頑張ってもなんの褒め言葉もなかった

子どもに無関心な親というのはどういうものなのだろうか?

 

わたしなりに推測してみる

彼の父は有名大学出なのだが、おとなしい性格で親の言いなり、母親の望むまま、家から通える自分には向いていない会社に就職した

結果、出世するどころか、後から入ってきたものたちにどんどん追い抜かれていった

いい大学を出ているというプライドもあり、つらい現状を家族にあれこれ言われたくなくて、自分の中にこもるようになる

そんな状態だから、自分の子どもに心をさく余裕もなく、無関心だったのだと

 

しかし、褒めることがないどころか、自分に関心を示さない父親に彼の不満は爆発する